北 斗 の 犬
〜 試 練 の 1 ヶ 月 の 巻 〜

 

こんにちは。北斗です。お元気ですか?ぼくの気分はすぐれません。なぜかをこれからお話します。
    
 

 

  あれは、GWのことでした。僕は引越しをしたんです。
ものごころついたときからず〜っとはなれることのなかったあのマンションを離れることになったんです。
僕は、これからどんな状況に置かれるかなんて考えもしなかったから、引越しの手伝いもせずに、結構のんきに生活していたんです。

4月30日、とうとう引越しの日が来ました。今まであった荷物がすっきりなくなって、僕はついつい走りたくなってしまいましたが、一足先に車に乗って待機していました。し
ばらくして、いつも遊んでくれる仲良し夫婦さんも手伝いにきてくれました。僕はいつものように喜びました。
 作業も終わっていざ出発。お友達のまるち〜ずくんと離れ離れになるのはちょっとさびしかったけど、ぱぱさんたちと車に乗ってお出かけできると思うとわくわくしました。

            ・・・・ここまではよかったんです。いつもと同じ生活だったんです。悲劇はここから始まったんです。

 しばらくして、新しいお家に到着しました。
いままでは、いろんな人たちが同じ建物に一緒に住んでいたのですが、今度はほかの人は一緒に住んでいませんでした。ぱぱさんは、一軒家だと教えてくれました。
僕は駐車場の柱につながれて、みんなが荷物を出したりしているのをじっと見ていました。大変だなぁ、と思いながら待っていました。
一段落ついて、みんなが家の中に入ったあたりから、なんだかいや〜な予感がしてきました。
                                       もしかして、僕置き去り???(;_;)    
 
僕は必死に自分をアピールしました。「キュ〜〜ン」と何度も言いました。すると人間たちは衝撃的な一言を僕に言ったのです。
                                       「うるさいよ、北斗!」
 皆さん信じられますか?
いままで、朝起きてから夜寝るまで、いっしょに家の中で生活し、時には人間以上に人間らしい生活をしていたのに、犬のような扱いをしたんですよ。ぱぱさんもままさんも「北斗はね、本当は犬だったんだよ。犬はお外で番をするのがお仕事なんだよ。」といっていましたが、ぼくはしばらく、事実が飲み込めずにいました。

 一夜が明けて、ぱぱさんとままさんは僕を置き去りにして買い物に行きました。
僕は待っている間、家の前をとおる人たちに挨拶をしたり、ちょうちょやありさんたちとあそんでもらいました。
30分ぐらいして、ぱぱさんたちは大きな荷物を持って帰ってきました。ちょうどそのときやってきたぱぱさんのぱぱさんが、荷物をダンボールからだし、カタカタと作業を始めることしばし、なにやらちっちゃな家ができました。そして、ぱぱさんがぼくにこういいました。
                                     


                                     「ほくとのおうちだよ。(^。^)」

  

物 色 中

  なんとぼくは一建家主になったのでした。
  ぱぱさんたちは僕がその小屋に入るところを見たかったらしく、しばらくそこにいて、「はいれ〜、はいれ〜」といっていましたが、僕はそれがなんだかわからなくて怖かったのと、昨日からの仕打ちに腹が立っていたことがあって、そのときは入りませんでした。ぱぱさんはがっかりしていましたが、僕の気持ちもわかってください。(ちなみに今は、小屋があるおかげで快適生活です。)



 

掘るぞ〜、掘るぞ〜!!

あれから1ヶ月、ようやく、犬の生活に慣れてきました。
 毎日いろんなことがあります。いえのまえをいろんな人やいろんな動物が歩いていきます。ずっと見ているとあきません。
今は、雨がいっぱい降っていて小屋の中にいることのほうが多いのですが、晴れている日は外に出て、お庭でうとうとしながら観察を続けています。
お友達もでき、いろんな犬たちが顔を見せにきてくれます。ちっちゃい犬が多いですが、たまに僕よりもずっと大きいふさふさの犬も顔を見せにきてくれます。たまにおすそわけにあずかったりして、なんだか、家の中で生活しているよりも今のほうがのんきでいいなぁ、と思っています。。
 ぱぱさんたちも、よく川や山に散歩に連れて行ってくれます。たまに、ぱぱさんのぱぱさんがマラソンに連れて行ってくれます。運動量が増えたおかげで、前よりも心なしかまっちょになったような気する今日この頃です。

番外編 僕のお姉さま

 くっちゃんねえさんは僕に犬社会のおきてを教えてくれます。もう14歳のおばあちゃんですが、怒ると鉄拳制裁をするので、頭が上がりません。
くっちゃんのおかげで、僕は「おすわり、おて、おかわり、わん」というお食事前の4大マナーをマスターしました。
みいこねえさんはいつも家の中にいるので、僕とはあんまり顔を合わせることがありません。
たまに、ままさんがみいこ姉さんと一緒に僕のところに来るのですがみいこねえさんは僕にいつも「しゃー!」といいます。そんなみいこ姉さんですが根は優しいです。
やどかりさん。またの名はのらこさん。
 朝、お食事をしてお出かけし、夜夕飯を食べて、朝までお庭で寝ているねこさん。この中では一番若いけど、多分僕よりとしうえだと思います。一児のママですが、お子様は独立したので自由な生活をしているみたい。

今までの記録